浮茶室の家
この住宅は、「平成20年度地域住宅モデル普及推進事業」による和歌山県県土整備部都市住宅局建築住宅課を経由し国からの補助金交付の事業で、当社にて申込み、審査抽選の結果建設に至った案件です。 モデル住宅としての機能も必要と考えましたが、あまりにも生々しい具現性に飛んだ空間提供は、商業施設の展示住宅と変り映えのないものなってしまう。「木の香」漂う、目を閉じてしばらくはこの空間に身を浸し、この空間を「我が物」にしようと奮い立たせる様な思いを込めて計画しました。吹抜空間に浮かんだような、小さな茶室(二帖台目)を設けています、照明器具もましてや空調機器も設置していない特別な空間を用意しました。内部仕上げに漆喰、杉板等の自然素材を使用しています。 |
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